部屋を片付け始めたら部屋も心も汚くなった
今私は部屋の真ん中にいる。
5.5畳の部屋の真ん中でうずくまって途方に暮れている。
きっかけは婚活。
こないだまでお付き合いしていた男性と、お別れした。
短い期間だったけど、お互い結婚する気満々だった。
終わる時は終わるもの。
最後に電話で俺のこと本当に好きだった?と聞かれて言葉に詰まった。
好きだったつもりだけど、正直よくわからない。
今は安堵感たっぷり、喪失感はちょこっとだけ。
私の恋愛感情は枯渇し始めたのかもしれない。
終わったついでに少し婚活を休もうと思って、久しぶりにデート的なものが何もない週末を満喫している。
いい機会なので次の婚活を始める前に一旦部屋を片付けようと思い立った。
まずは一番ぐちゃぐちゃしている雑貨類から。
雑貨が入った箱や引き出しの中身を勢いよく床にぶちまけて、少し仕分けをして、ゴミを捨て、そこで時が止まる。
なんと、もう飽きたのである。
私は最近いつもこうだ。
やる気まんまんで何かを始めて、まだ序盤なのに突然飽きる。
気づいた時にはもう引き返せない。
始めたからにはやらなきゃいけない。
でももう全うする意欲はない。
三日坊主どころじゃない、30分坊主だ。
昔はもう少し長く集中できていたはずなのに。
この溢れかえる雑貨たちの中で、特に目につくのが化粧品。
買ったはいいものの最後まで使わなかった化粧品たち。
みんなはこれどうしてるんだろう?
例えばフレスカのクレンジング、
エトヴォスのミネラルファンデ、
よくわからないブランドのプレストパウダー、
鼻の骨をつまんで矯正して高くする洗濯バサミのようなもの、
携帯用歯磨き粉2本、
何かを小さいボトルに詰め替えたであろう何か、
ロクシタンの小さいシャンプー、
ケイトの割れかけのアイシャドウ、
高校生の頃友達がプレゼントしてくれたビューラー、
携帯用アルガンオイル、
大量のトラベル用脇汗クリーム、
clio のクッションファンデ詰め替え用、
キールズのモイスチャーバーム、
もう固まってそうなランコムのマスカラ、
などなど 。
香水もいらないのが何本かある。
なんで私は普通サイズの香水を買ってしまったのだろう。
ちょっと使ったら飽きるの分かっているのに。
トイレに流していいものなのか?
流すのだってかなり時間かかる。
メルカリに出すのも手間がかかる。
この使い切らなかった物たちを、もし、最初から一切買ってなかったら、いくらぐらいになるんだろう?
10万くらいになっちゃうかな?
もしその10万円を再度手にしたとして、また最後まで使いきれないなにかを買って忘れていくのだろうか。
また新しく誰かに出会って、素敵だと思ってお付き合いしても最後は捨ててしまうのだろうか。
そんなことを考えながらブログを書いている。
5.5畳の部屋の真ん中で、私にないがしろにされたものたちに埋もれながら。