「後編」初めての婚活パーティでハイステを引き当て遊ばれ現実を知った話
前回の続き
パーティ当日はマッチングしなかったものの一番話してて楽しかった男、オクズさん(仮)。
他の男性達と比べると頭一つ抜けてコミュ力・経済力が高く、
見た目もちょっと猫背だけど清潔感のある中肉中背で、非の打ち所がない。
こんなハイスペ男が婚活パーティに来るのは稀だって今ならわかる。今ならね!
では、ダイジェストで振り返ります。
起、オクズさんと再会
オクズさんの職場と私の最寄りがどえらく近かったので、仕事終わりにそこらへんでさし飲み。
オクズ母と私の大学が同じだと知りオクズさん盛り上がる。
オクズさんの自虐と自慢を織り交ぜた独特なテンポの関西人トークにときめいてしまう。
家の近くまで徒歩で送ってもらい解散。
承、オクズさんとデートを満喫
飲んで次の約束して別れるということを4回ほど繰り返す。
何故か週末には一度も会ってくれなかったけど「仕事やねん」という言い訳を信じこんでいたのでスルー。
転 オクズサンに誘惑される
いつものように飲んで送ってもらい、家の近くのベンチで話していると突然オクズさんの顔が近づいてくる。
こういうシチュエーションが初めてだったため動揺し「え?なに?」とか言ってみるけどひたすら顔を近づけてくるオクズさん。
Kissから始まる夜は熱くBecause I love youってTERUも言ってたから間違いないと思い流れに身を任せることに。
たったの数分にも関わらず経験したことのない大人のGlobal Communicationに激しくドキドキしてしまう。
その後5日ほど連絡が来ず、ようやく自分たちの関係に疑問を持ち始める。
私はあんなにドキドキしておうちに帰ったのに何もないとは何事!
いつも予定聞かれるの直前だし、付き合ってって言われてない。
言質を取りたい。
取らねばなるまい。
結、千ノナイフガ胸ヲ刺ス
家に誘われる。
ここで告白されなかったら遊ばれてるってことだから撤退しようと肚をくくり、ベージュのださい下着をつけて乗り込む。
だがしかしHOWEVER、なんだかんだまたGlobal Communicationに持ち込まれて冷静な判断が出来ないままお泊りに同意してしまう。
オクズさんちは広めの1K、広めのユニットバス。
お風呂場にて髭剃りと牛乳石鹸とリンスのいらないメリットを発見。
美容にはお金かけないタイプかー出費が少なくてエコな人だな♪なんてこの時までは思ってました。
化粧を落とそうとするがトラベル用のクレンジングだからなかなか上手くいかない。
裸のまま脱衣所へ出てティッシュペーパーを探すも見当たらない。
何気なくトイレ上の棚を開けてみると、
そこにはでっかいジョンマスターオーガニックのシャンプーとコンディショナー、そしてぱんぱんに膨らんだ化粧ポーチが!
あれぇ?
リンスのいらないメリット使う人はジョンマスター使わないよね?
ジョンマスター使う人はリンスのいらないメリット使わないよね?
それにこの化粧ポーチ、中にアイシャドウが4つも入ってるよ?
季節や気分によって使い分けてるのかな?
昨日今日来た女のものじゃないよねぇ?ね?ね?ね??
この男には本命がいる。
間違いなく週末は本命のオーガニック彼女と あいたい~からぁぁぁぁ~!恋しくて!
貴方を!思うほどぉ~!WooooooWooo!!ってやってんぞ。
全てを悟った私は帰らなきゃと焦ったがもう終電はなく。
ジョンマスターオーガニックを拝借し髪をさらさらに乾かしながら冷静さを取り戻す。
仕方なくパジャマの裾をしっかりおなかにしまい、オクズさんが待つベッドへ潜りこみ就寝。
控えめなお誘いきたけど「え?しないよ。」と言ったら止めてくれた。激おこオーラが伝わったようだ。助かった。
そんなこんなで何事もなく朝を迎え、その後しばらく音沙汰なし。
オクズさんとのサバイバルは幕を閉じました。
今振り返ってもオクズさんはとても分かりやすく遊び相手を探していたのに、私の見る目のなさと言ったら。
ここで得た教訓、
付き合ってない男の家に行かざるべし。
週末に会ってくれない男は怪しむべし。
そして怪しい男の家の水回りは入念にチェックすべし。
友達も高校生のとき、別居中の父親の家に遊びに行ってトイレの棚から生理用品発見して母親以外の女の存在を確信してたからね。(悲)
一線越えなくてよかったけどそれなりに傷ついたので苦い婚活デビューの一幕となりました。
ちなみにGLAYの曲で一番好きなのはSoul loveです。
嗚呼、両手をバッと広げてTERUごっこしてた無邪気な小学校時代よ・・!
その3か月後、
友人に紹介された真面目な青年と付き合うことになりますが束縛が強くストレスで発疹が出たため半年ほどで別れ、改めて本格的な婚活サイボーグとして動き始めることになるのです。